ドッグフードのローテーションで犬の食物アレルギーを防ぐ

鶏肉アレルギーだったトイプードルが、再びチキンのドッグフードを食べることが出来るようになった話

目の中に入れても痛くないほど可愛がっているワンコが、ある日、食物アレルギーで体をかきだしたらどうしますか?
これは脅している訳でなくて、どの犬にも起こりうる話です。

 

多くの犬は、同じドッグフードをずっと食べていますよね?
いちばん種類の多いドッグフードは、タンパク源がチキン、穀物は小麦のものです。

 

この鶏肉と小麦を、ずーーーーーと食べ続けると、体に何かの抗体みたいなのが出来て、アレルギー反応を起こす可能性が高いです。

 

 

解決策は、同じ食材を食べ続けないこと! ドッグフードのローテーションをおススメします

我が家のトイプードルも、チキンと小麦の食物アレルギーになってしまいました。
チキンが主タンパク源、主炭水化物に小麦とおから(大豆)のフードが大、大、大好きだったので、3〜4年は与えたでしょうか?。
【効果絶大】実践中のドッグフードローテーション方法を伝授する

 

そんなある日のご飯後、目と口の周りが赤くなっていることに気が付きました。
肉球の周りや手足の付け根も赤く、よほど痒いのか、自分の歯で肉球をガジガジと噛んでいました。

 

見ているこっちもツラく、何とかしてあげたい思いから、皮膚科専門の獣医師のもとへ。
診断はアレルギー性皮膚炎でした。

 

治療は免疫力をあげるプロバイオティクスサプリ、皮膚を清潔にするシャンプー、そしてアレルゲンとなったチキンと小麦を除去した食事です。
併せて、獣医師のアドバイスもあり、ドッグフードのローテーションにも取り組みました。

 

おかげさまで半年ほどでアレルギー性皮膚炎は完治し、少量であればチキンはまた食べられるようになりました。
再びチキンが食べられるのようになった理由は、ローテーションでチキンのアレルゲン数値が下がったか?プロバイオティクスで免疫力が上がったか?のどちらかです。
私はどちらも効果あり! と考えています。

 

さて、本題のドッグフードローテーションについて、説明します。

 

 

ドッグフードローテーションの原理

同じ食材を長期間、続けて食べないことで、アレルギー反応のもととなるアレルゲンを蓄積させません。

アレルギーを引き起こすアレルゲンだからといって、その食材をさけて別の食材ばかりを食べつづけるとします。
次は、その別の食材がアレルゲンとなってしまいます。

 

だから、食材をローテーションして、タンパク源となる肉の種類や、炭水化物の食材を切り替えていき、特定のアレルゲンを蓄積させないようにします。
体に入ってこないアレルゲンは、時間をかければ体から少しずつ抜けていき、アレルギー反応を起こしにくくなります。

 

例)
チキンが元のアレルゲンとします

 

アレルギー反応を起こさないために、チキン以外のたんぱく源である魚を一か月間食べます。
そのまま魚を食べるとアレルゲンになる可能性があるので、次は鹿肉を一か月間、その次は馬肉を一か月、そして魚と戻って繰り返します。

 

このローテーションを繰り返していると、元のチキンのアレルゲン数値が下がり、また食べられるようになります。
次は、鹿肉を除去して、魚→チキン→馬肉のローテーションをします。

 

あとは、タンパク源を入れ替えて続けるだけです。

思ったよりも簡単ですよね。

 

 

ドッグフードローテーションの種類

摂取するタンパク質の食材を、一定期間で変えていきます。
ドッグフードの主タンパク質は、以下6つです。

 

可能であれば、もっともアレルゲンとなりにくい魚肉を、ローテーションに組み込んでください。

 

    主タンパク源の種類

  • 鶏肉
  • 羊肉
  • 牛肉
  • 鹿肉
  • 馬肉
  • 魚肉

 

炭水化物の小麦、米、大豆もローテーションが必要ですが、グレインフリー(穀物)ドッグフードを使うことによって、ローテーションから省きます

 

 

ドッグフードローテーションのメリット

食物アレルギー予防

同じの食材を食べ続けることによって発生する、食物アレルギーを防げます。

 

食物アレルゲン低減

ローテーションによって、すでにアレルギーとなっている食材のアレルゲン数値を下げることができます。
またローテーションをしている食材も、長期間食べ続けないことで、アレルゲンとして蓄積されません。

 

飽き対策

ワンコが、同一のドッグフードに飽きて、食べなくなる可能性を減らせます。

 

栄養の偏り防止

約1か月単位で、タンパク源を変えることにより、違う栄養素を取ることができます。

 

ドッグフードローテーションのデメリット

費用がかかる

ドッグフードの酸化を防ぐ理由もあり、一度開封したものは一か月で使い切るようにします。
つまりトイプードルの場合は、1kg〜2kgの小袋を使うことになりますので、対費用効果が悪くなります。

 

お得な定期購入も、"購入周期の義務"によっては使えません。

 

偏食の多いワンコには不向き

1種類の特定ドッグフードしか食べないワンコには難しいです。
2種類の違うタンパク源が食べられれば、その2種類でローテーションも可能です。

 

 

ドッグフードローテーションの間隔(頻度)

ドッグフード開封後の新鮮さを保つ意味でも、フードの袋単位でのローテーションをお勧めします。
つまり新しくドッグフードを開封した場合は、使い切るまでです。

 

 

ドッグフードローテーションの食材切り替え方法

現在のドッグフードの主タンパク源を調べる

原材料表の一番先頭か、先頭に近い位置のタンパク質が、主タンパク源です。

主タンパク源が違う種類のドッグフードを用意

もしチキンが主タンパク源であれば、まずは魚のドッグフードを用意しましょう。
併せて、鹿肉か馬肉のフードも調べておきましょう。

 

5〜7日間かけてフードを切り替える

フードを使い切る1週間前から、徐々に新しい主タンパク源のフードを混ぜていきます。

もし切り替えの途中で下痢や嘔吐をした場合は、もっと時間をかけて切り替えるか、切り替え中止をしてください。

 

1日目 20%を主タンパク源のフード
2日目 40%を主タンパク源のフード
3日目 60%を主タンパク源のフード
4日目 80%を主タンパク源のフード
5日目 100%を主タンパク源のフード

 

ローテーションの1クール目は、少しずつ慣らすのが大事です。

2クール目以降は、食材に適応しているので、2〜3日で切り替えても大丈夫です。

 

 

ドッグフードローテーションの注意点

胃腸の弱いワンコは、切り替えの時に下痢や嘔吐をする可能性があります。
切り替えにかける時間を長くするか、切り替え中止を。

 

子犬のドッグフードローテーションはおすすめしません。
完全な成犬になるまでは体が完成していませんので、胃腸へ負担となり、下痢をする可能性が高いです。

 

 

まとめ

ドッグフードのローテーションは、ドッグフードとして同じ食材を食べる犬にとって、アレルギー対策としてとても有効な方法です。
費用面のデメリットが問題にならないのなら、ドッグフードのローテーションはとてもオススメです。

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